Rentable Runwayは、2018年に草柳友美子によって設立されました。その創業の経緯と思いを少しだけご紹介します。

 

略歴

1990年生まれ。

2008年に日本女子大学文学部を卒業後、株式会社大和書房に入社、書籍編集者となる。

2018年8月に合同会社Rentable Runwayを創業。

2019年8月に大和書房を退社後、フリーランスの書籍編集者になる。

2020年8月に第1子出産(事実婚)。

 

幼少期

裁縫と美術が好きな母の影響で、幼いころの夢はファッションデザイナーでした(ブランド名は"UMIQLO"…笑)。中学時代、マーク・ジェイコブスに衝撃を受けて、海外のコレクションを熱心に追いかけていました。だけど、同じ情熱を持つ友達がいなく、そのためVOGUEの編集者になって、この面白さを伝える仕事がしたいと思うようになりました。

 

大学時代

編集者になるため、大学では文学部を選び、その傍ら、夜は文化服装学院でデッサンを学び、夏休みにはヨーロッパの工房を巡りました(文化服装学院に入学することは家族に反対されたため、この形で勉強をする)。

ところが、気がついたら日本文学やフェミニズム、フェミニズム批評にも夢中になっていて、図書館少女になっていました。結果として、日本女子大学での学んだことは、私の人生に大きな影響を与えました。

 

書籍編集者になる

卒業後、残念ながらVOGUEへの就職は叶わず、転職するつもりで書籍の編集者として働き始めました。編集者として女性起業家の方たちに出会う中で、私自身も起業したいと思うようになっていました。

 

創業のきっかけ

幼い頃から「ファッションの仕事は自分の使命」くらいに考えていたので、いつかやりたいという気持ちがずっと心の中にありました。そんな中、NY発のファッションサブスクリプション「Rent the Runway」の存在を知り、そのビジネスモデルと女性経営者たちの力強さに触発されて、その瞬間「これだ!」と思いました。

女性たちがTPOや回りの目を気にしすぎず、自分の着たいものや好きなものを着て、自分の体形にポジティブで、ファッションを楽しんでいる姿。ウェブサイトを見ているだけでも気持ちがワクワクしてきました。

目の前に多くの選択肢が広がっていて、色鮮やかでドラマティック。そのマインドは、フェミニズムとも似ています。着ることは、心、考え方、生き方や姿勢につながっています。やはり、日本女性のファッションは、アメリカ文化かぶれかもしれませんが、海外に比べたら、どうしても少々抑制されていると感じてしまうのです。

少し話はそれましたが、私は日本にも同じようなサービスがほしいと思いました。いろんな選択肢があることを多くの日本女性に知ってほしいし、アクセスしやすくなってほしいと思いました。でも、日本のアパレル企業がやってもこうはならないと思ったので、自分がやろうと思い、少し勇気はいりましたが、28歳の時に全貯金を投資して「Rentable Runway」を設立しました。

大手アパレル企業でのバイト経験が少しだけあり、そこで生産過剰の問題に直面したショックも「Rentable Runway」設立のきっかけの一つだと言えるかもしれません。

 

創業後のこと

ウェブサイトの作成からサービスの運営まで、すべて自分一人で行ってきました。慣れないことや初めてのことばかりで大変でしたが、それが楽しくもあり、アパレル経験者の友人や経営者の友人など多くの人たちに助けられて、ここまで続けることができました。2020年からはRentable Runwayに専念しつつ、編集の仕事も続けています。

 

長くなりましたが、以上が起業するまでの経緯とその思いです。今回、私の背景やビジョンを共有することで、サービスへの理解と信頼を深めていただきたいと思いました。最後まで読んでくださりありがとうございます。

お客様からいただくたくさんの声は、Rentable Runwayの成長の源になっています。いただくレビューやお手紙は、いつも本当に励みになっています。これからもさらなるサービス向上を目指し頑張っていきますので、Rentable Runwayをどうぞ宜しくお願いいたします。